悪役好きにはたまらない!映画「スーサイド・スクワッド」の魅力

スーパーマンとバットマンの対決から一転、ヒーローではなく悪役たちを主役とした映画が制作されました。

2016年に公開された「スーサイド・スクワッド」です。

DCエクステンディッド・ユニバースと同一の世界観を共有するこの映画は、DCコミック「スーサイド・スクワッド」を原作にしています。

ですが、原作を下敷きにしつつも、映画独自のストーリー設定と、メインキャラクターの解釈が話題となり、DCファンの間でも意見の別れる作品です。

この記事ではそんな、映画「スーサイド・スクワッド」について解説します!

スーパーマンのいない世界は悪人が守る!?スーサイド・スクワッド(決死部隊)メンバーと、鉄の女アマンダ・ウォラー

映画「バットマンVSスーパーマン」によりスーパーマンが死んだあとの世界が、この映画の舞台です。

政府の高官アマンダ・ウォラーは、悪意を持つメタヒューマン(特殊能力を持つ人間)による国家の脅威に対抗するため、タスク・フォースXというプロジェクトを起動します。

「次に現れるスーパーマンが善人とは限らない。彼と同じような能力の持ち主がホワイト・ハウスから大統領を拉致しようとしたら、一体誰がそれを阻止できるのか?」

つまり映画「バットマンvsスーパーマン」から示唆されてきた、「スーパーヒーロークラスの力を持つ国家驚異への対策」が政府内で持ち上がるわけです。

そのメンバーに選ばれたのは、なんと世間で悪事を働く悪人(ヴィラン)たち!

使い捨てが利くうえに彼ら自身も超人的なパワーを持つため、彼らを利用すべきだとウォラーは要人たちを説得します。

かくして作戦は承認され、正規軍人であるリック・フラッグ大佐による監視のもと、選ばれた6人の悪人(ヴィラン)たちが集結しました。

ですがメンバーの一人、魔女エンチャントレスが突如脱走してしまいます。

弟である魔人インキュバスを復活させ、人間を滅ぼそうとミッドウェイ・シティに恐怖を撒き散らしたのです。

かくして、正義感など欠片もないスーサイド・スクワッド(決死部隊)のメンバーたちは、減刑を餌に無理やり特殊作戦に参加させられる事になります。

さらにその裏では、ハーレイ・クインを奪還しようとする狂人ジョーカーの動きがあるのでした。

デッド・ショット(フロイド・ロートン)

百発百中のヒットマンで、裏社会の要人たちから高額で暗殺依頼を請負っています。

一人娘のことを常に気にかけており、離婚した妻のもとで苦労する彼女の将来を案じています。

唯一の弱点とも言える娘とゴッサム・シティで会っているところをバットマンに捕らえられ、ベル・レーヴ刑務所へと送られます。

その冷静な判断力と射撃の実力をフラッグ大佐も認めており、チームの中ではリーダー的な位置にいます。

ハーレイ・クイン(ハーリーン・クインゼル)

ゴッサム・シティの狂人ジョーカーの恋人です。

逃亡中に車が水没し、バットマンに捕らえられベル・レーヴ刑務所へと送られます。

ジョーカーの事を盲愛しており、劇中ではジョーカーとの出会いから彼女がハーレイ・クインとなるまでのストーリーが、随所に挿入されます。

キャプテン・ブーメラン(ジョージ・ハークネス)

オーストラリアの強盗です。

アメリカの銀行を襲っていたところを、ザ・フラッシュに捕らえられ、航空便で作戦基地に「直送」されます。

手癖が悪く、ビール好きで所構わず飲んだくれていますが、ブレード付きブーメランの腕前は確かです。

キラー・クロック(ウェイロン・ジョーンズ)

通常とは逆の進化を辿ったワニ人間です。

全身がウロコに覆われており、人間離れしたパワーを持っています。

人間を襲って食べていたところ、バットマンに追い詰められ下水道に住み着くようになりましたが、捕らえられベル・レーヴ刑務所に送られました。

エル・ディアブロ(チャト・サンタナ)

炎を自在に操る能力(パイロキネシス)を持つメタ・ヒューマンです。

誤って妻子を殺害してしまい、自ら警察に投降しベル・レーヴ刑務所に入れられていました。

一瞬で辺り一帯を炎の海にするほどの強力なパワーの持ち主ですが、自分の罪を悔いており、当初は戦うことを拒否します。

リック・フラッグ大佐

米国海軍特殊部隊(Navy SEALs)の隊員で、アルファ隊、ブラボー隊と共に スーサイド・スクワッドを伴って作戦遂行にあたります。

エンチャントレスに体を乗っ取られているジューン博士の保護と見張りも任務のうちでしたが、ジューン博士とは相思相愛の関係になっています。

ジューン博士の身を案じるあまりエンチャントレスの脱走を許してしまい、結果的に今回の悲劇を招いてしまいます。

カタナ

日本人の女剣士です。

曲者ぞろいのスーサイド・スクワッドから、フラッグ大佐を護衛するのが主な任務です。

過去に夫を亡くしており、夫の命を奪った日本刀で敵を瞬殺します。

気丈な女性に見えますが、劇中では「死んでしまえば貴方に会える」と刀に向かって語りかけるなど、精神的に不安定な一面も見られます。

スリップノット(クリストファー・ワイス)

殺し屋であり、盗み屋でもある壁登りの達人です。

自らが開発した超強度のロープを使い、どんな壁面でも一瞬で登ることが出来ます。

残念ながら、メンバーのなかでは一番最初に退場してしまいます。

スーサイド・スクワッドの初任務、敵はまさかの魔女エンチャントレス

6000年以上もの昔から地球に存在していたエンチャントレスは、長らくペルー高地の洞窟内に封印されていました。

ですが、数年前に現地調査に訪れた考古学者ジューン・ムーン博士がその封印を解いた事により、彼女は魔女エンチャントレスに取り憑かれてしまいます。

その恐ろしい能力に目をつけたウォラーは、エンチャントレスを恐れるムーン博士の意向を無視し、無理やりスーサイド・スクワッドのメンバーとして迎え入れます。

エンチャントレス自身も、実はウォラーに心臓を人質(?)に取られており、無理やり命令に従っています。

首に爆弾を埋め込まれた他のメンバーたちと状況は似ていますが、彼女の場合は切り札がありました。

彼女が寄り代としている体の持ち主、ジューン・ムーン博士はリック・フラッグ大佐と恋人関係にあったのです。

フラッグ大佐にジューンの悲劇的な未来を視せる事で一瞬の自由を得たエンチャントレスは、その隙に弟インキュバスを復活させます。

つまり、本来ならば第二のスーパーマン(悪意を持つメタ・ヒューマン)の再来に備えて結成された筈のスーサイド・スクワッドでしたが、あろうことかそのメンバー中から敵が出現してしまったわけです。

これが世間に知られれば責任問題となるため、ウォラーとフラッグ大佐は必死に事態の収束を試みます。

ある意味映画「スーサイド・スクワッド」は、悪人を利用しようとした政府の不手際を、何とか解決するストーリーだとも言えます。

実現なるか?「ジャスティス・リーグvsスーサイド・スクワッド」実写化

本作EL(エンドロール)については、以前映画「ジャスティス・リーグ」の紹介記事でも書かせていただきましたが、実は伏線が貼られています。

バットマンことブルース・ウェインが、アマンダ・ウォラーに言ったセリフです。

これは恐らく、善悪二つのチームの対決が将来実現するのではないかという期待をファンに抱かせます。

事実コミックスでは、「ジャスティス・リーグvsスーサイド・スクワッド」が2018年に日本でも発行されました。

もしも本書を読んだことのある方なら、「映画でもこの展開ありえるのでは?」と思ったのではないでしょうか。

ちなみに、映画「スーサイド・スクワッド」からのスピンオフ映画としては、2020年には「バード・オブ・プレイ」の公開が決定しています。

ただしこの映画はあくまでもスピンオフであり、スーサイド・スクワッドがメインではありません。

内容としては、ハーレイ・クインを含めた女性キャラクター4人が主役となります。

詳しくは関連記事をご覧ください。

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