2019年2月に日本で公開された映画「アクアマン」には、2人の悪役(ヴィラン)が登場します。
アクアマンの弟であるオームと、後々まで宿敵となるブラック・マンタの二人です。
劇中でブラック・マンタは父親の仇であるアクアマンを付け狙い、オームは地上侵攻のためにブラック・マンタを利用します。
そんな悪役たちを演じる2人の俳優には、実は意外な共通点があるのをご存知でしたか?
この記事では映画公開により注目される、2人の助演俳優についてご紹介します!
オーム役のパトリック・ウィルソンは、元DCスーパーヒーロー!
映画「アクアマン」の主人公アクアマンの異父兄弟であり、海底王国アトランティスの王であるオームを演じたパトリック・ウィルソンは、アメリカの俳優兼歌手です。
元ニュースキャスターの父親とボイストレーナー兼歌手の母親との間に、3人兄弟の末っ子として誕生しました。
初期は舞台俳優としてキャリアをスタートしましたが、徐々にドラマや映画にも出演が増え、エミー賞やゴールデングローブ賞にたびたびノミネートされるなど、その演技力は高い評価を受けています。
そんな彼ですが、実は過去にDC作品を原作とした映画で主演を務めており、その役はなんと元スーパーヒーローでした!
その映画とは、2009年に公開された映画「ウォッチメン」です。
映画「ウォッチメン」のストーリーでは、冷戦時代のアメリカを舞台に法律によりヒーロー活動を禁止された元ヒーロー達が、何者かに次々と殺害されていきます。
その裏には米ソ冷戦による世界滅亡を阻止しようとする壮大な目的が隠されていました。
パトリック・ウィルソンは、そんな元ヒーローの一人でありウォッチメンの中心的人物だったナイト・オウル2世ことダニエル・ドレイバーグを演じています。
オームの目的のためには手段を選ばない冷酷さとは裏腹に、正義感を内に秘めた友人思いの人物です。
さらにパトリックは「アクアマン」と同シリーズである、映画「バットマンvsスーパーマン」でも大統領役として声のみ出演していました。
実はなにかとDC作品に縁の深い俳優さんなのですね。
ブラック・マンタ役ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世の経歴
ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世は、1986年にルイジアナ州ニューオリンズでムスリム教徒の父親とクリスチャンの母親との間に生まれました。
カリフォルニア州オークランドの高校に進学し、その後バークレーにあるカリフォルニア大学の体操チームに所属し、陸上のハードル選手となります。
大学では建築学を学び、卒業後はサンフランシスコで市の仕事に携わっていましたが、その間もずっと俳優になる夢を持ち続けていたそうです。
後にイエール・ドラマスクールに入学した彼は、俳優としての道を歩み始めます。
初仕事は2016年にNetflixで放送されたミュージカルドラマ「The Get Down」への出演で、この時彼は30歳でした。
ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世、実はアクアマン&オームとキャリアに共通点
ところで皆さんは、アメリカの人気ドラマシリーズ「ベイウォッチ」をご存知でしょうか?
1989年に初放送された「ベイウォッチ」から、「ベイウォッチ:ナイト」、「ベイウォッチ:ハワイ」と続く、ビーチで海難救助を行うライフガード達の活躍を描いたアクションコメディドラマです。
「ベイウォッチ:ハワイ」と言えば、アクアマン役のジェイソン・モモアのデビュー作としても有名ですね。
そんな「ベイウォッチ」ですが2017年に映画化もされており、ヤーヤは地元警察のエラービー巡査部長役として出演しています。
さらに、2019年に放送されるドラマ版「ウォッチメン」にもメインキャストとして、カル・アブラハムという役でキャスティングされているのです!
アトランティス王家の兄弟を演じる俳優2人と、実は意外なところで共通点があったんですね。
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