女性ヒーローの先駆者!映画「ワンダーウーマン」のあらすじ&キャラクター紹介

ジャスティス・リーグの一員であり、女性ヒーローとして数々の活躍を遂げてきたワンダーウーマン。

アメコミ界では初の成功した女性ヒーローであり、また映画界でもアメコミの女性ヒーローとして初めて興行的成功を収めたワンダーウーマンは、今やスーパーマンやバットマンと並ぶ存在となっています。

そんなワンダーウーマンが主人公の大ヒット映画「ワンダーウーマン」は、2017年に公開されたDCEU4作目の作品です。

今回は、この映画「ワンダーウーマン」についてご紹介します。

映画「ワンダーウーマン」のあらすじ

世界とは隔絶されたパラダイス、セミッシラ島で育ったダイアナは、幼少期から戦士になることに憧れていました。

母でありアマゾン族の女王でもあるヒッポリタに隠れて伯母のアンティオペに稽古をつけてもらい、修行を認められてからは誰よりも厳しい訓練に耐え、強く美しい立派な戦士へと成長します。

ある日、空の中から突如、戦闘機が現れ海に墜落します。

ダイアナは咄嗟に搭乗していたパイロット、スティーブ・トレバ―大尉を救出しますが、彼を追ってドイツ軍も島に侵入してきます。

アマゾン族はこれを撃退するため必死に戦いますが、人間より強いアマゾン族といえども銃を使う近代戦には慣れておらず、多くの犠牲者を出します。

その中には、ダイアナの伯母であるアンティオペも含まれていました。

悲しみに暮れるアマゾン族でしたが、トレバ―大尉から外の世界では大きな戦争がおこっており、大勢の人間が死んでいる事実を知らされます。

人間界には干渉しない方針を決めた女王でしたが、ダイアナは「人間を守るのがアマゾン族の使命であり、戦争を引き起こすのはアレスの仕業だ」と自分の考えを譲りません。

こうしてアマゾン族に代々伝わる武器を手に、トレバ―大尉と共に島を出たダイアナはアレスを倒し戦争を終わらせるため、外の世界へと旅立っていくのでした。

映画「ワンダーウーマン」に登場するキャラクター

映画「ワンダーウーマン」に登場する主なキャラクターについてご紹介します。

ワンダーウーマン(ダイアナ・プリンス)

パラダイス島で生まれ育ったアマゾン族の王女です。

トレバ―大尉が島を訪れたことで外の世界で戦争が起こっている事を知り、その元凶が戦神アレスだと考え人間の世界を救うため島を出ます。

最初は人間の世界の常識がわからず周囲を驚嘆させますが、初めて食べるアイスクリームに感動したり、トレバーとの間に愛を芽生えさせるなど、徐々に自分の世界を広げていきます。

純粋で世間知らずですが、確固たる意志の強さと人間離れした戦闘能力を持っており、自らが「ゴッド・キラー」である事実を受け入れアレスを倒します。

終戦後は人間世界に留まる事を選び、トレバ―大尉の思い出を胸にパリの美術館で美術品修復士として働いています。

スティーブ・トレバ―大尉

アメリカ諜報部のスパイとしてドイツ軍に潜入していましたが、マル博士の研究ノートを盗んで追われていたところをアマゾン族の住むセミッシラ島に迷い込みます。

窮地をダイアナに救われ、アマゾン族から尋問されても黙秘を続けていましたが、「真実の投げ縄」で自分がスパイであることを喋ってしまいます。

島を出るため意味をよく理解しないまま、ダイアナと「アレスの元に連れて行く」と取引をしてしまい、彼女をロンドンの参謀本部へ連れて行きます。

次第にダイアナと惹かれあっていきドイツの前線にあった村で彼女と結ばれますが、最後は戦争で大量破壊兵器が使われるのを阻止するため命を落とします。

ヒッポリタ

ダイアナの母親でアマゾン族の女王です。

娘のことを何よりも大事に思っており、最初は戦士として訓練を受けることに反対しますが、ダイアナの意思が固いことを認めアンティオペに修行を付けることを許可します。

純真なダイアナが人間の世界に行くことに不安を抱きますが、最終的には彼女の決意を認め、トレバ―大尉と共に娘を送り出します。

アンティオペ

ヒッポリタの妹であり、アマゾン族で最強の戦士です。

ダイアナの素質を認め、女王ヒッポリタに隠れて幼少期から訓練を行っていました。

ドイツ軍が島に侵入してきた際には将軍として戦士を率い戦いましたが、ダイアナをかばって命を落とします。

Dr.ポイズン(イザベル・マル博士)

ドイツ軍のルーデンドルフ将軍の元で、毒ガス兵器を開発しているマッドサイエンティストです。

防毒マスクすら無効化するほどの強力な毒ガスの研究に打ち込むだけでなく、増強作用のあるガスなども発明します。

顔の傷を隠すため、常に左頬から口元にかけて肌を覆うためのマスクを着けています。

エーリッヒ・ルーデンドルフ将軍

ドイツ軍の指揮をとっている大幹部です。

トルコ人を動員して爆弾を製造し、マル博士に毒ガス兵器の開発を急がせています。

独裁的な強硬論者であり、和平締結を望む他の幹部たちをマル博士の毒ガスで全滅させます。

余談ですが、彼は大戦中のドイツに実在した人物であり、第二次世界大戦が始まる二年前に亡くなっています。

エッタ・キャンディ

トレバ―大尉の秘書をしている女性です。

愛嬌とユーモアがあり、すぐにダイアナの事を気に入ります。

また、観察眼に優れトレバ―大尉の窮地に気づいたり、ダイアナの不可思議な言動にも臨機応変に対応するなど、非常に有能な女性です。

余談ですが、エッタは原作版コミックスに初期の頃から度々登場しているキャラクターであり、たいていはダイアナの親友として描かれています。

パトリック・モーガン卿

内閣で休戦を提唱する平和論者であり、イギリスの貴族です。

上品な物腰で常に周囲に対して敬意を持って接します。

ドイツ軍の大量破壊兵器の使用を阻止しようとするトレバ―大尉に、非公式に協力します。

足が不自由であり、常に杖を突いて歩いています。

サミーア

トレバー大尉の仲間の一人です。

数ヶ国語を操る、天才的な詐欺師です。

若い頃は役者になろうとしていましたが、人種の問題で諦めてしまい今に至ります。

チャーリー

トレバー大尉の仲間の一人です。

腕の良い狙撃手でしたが、以前の戦争で仲間を失い、心に深い傷を負っています。

その後遺症で悪夢にうなされ、戦場でも狙撃ができませんでしたが、歌が上手くその事をダイアナに褒められます。

スコットランド人らしく、キルト(男性スカート)を着用しています。

ナピ酋長

トレバー大尉の仲間の一人です。

ネイティブ・アメリカンで、過去に故郷を失ったことをダイアナに語ります。

現在は密輸商として、両陣営に物資を流しています。

映画「ワンダーウーマン」には隠されたエピソードがあった!?

ところで、最近ではお馴染みとなっている本編後のELに挿入されるエピソードですが、本作では珍しくこの手法が取られていません。

ですが実は最初から無かったのではなく、DVDなどの特典には幻となったエピソードが収録されています。

エピローグ

最初にトレバ―大尉が仲間を集めた酒場で、サミーア、チャーリー、ナピ酋長が飲んでいると、そこへエッタがやってきます。

エッタは今後は自分が指揮を執ることを告げ、作戦の説明に入ろうとしますが3人は本気にしません。

エッタがお酒を取りに席を立つと、そこへ以前チャーリーを殴っていた男が意趣返しに絡んできます。

これを見事エッタが撃退し、エッタを認めた3人は大人しく作戦の説明を聞くことにします。

作戦の内容は、最近ベルギーで発見されたある人工物を回収しアメリカに引き渡すこと。

その資料には、映画「ジャスティス・リーグ」に登場した、あのマザーボックスの絵が描かれていました。

映画「ワンダーウーマン」の感想

映画「バットマンVSスーパーマン」で颯爽と登場した時にも思いましたが、本当にガル・ガドットの演じるワンダーウーマンは、現代人の求めるワンダーウーマン像に上手くマッチしていると思います。

元ミス・イスラエルのガル・ガドットの美貌は言わずもがなですが、パラダイスで育ったダイアナが外の世界で現実を知り打ちのめされつつも、それでも尚立ち上がりアレスの甘言にも屈せず信念を貫く姿は、いろいろとままならない世界で生きる女性達の思い描く理想像の一つです。

70年以上前に誕生し、時代と共に姿を変えながらも愛され続けてきたワンダーウーマンというキャラクターが、この映画を通して誕生した当時まさに求められていた「強い女性像」に昇華されたと感じました。

この映画でアメコミ映画としては初の女性監督となったパティ・ジェンキンスさんは、見事その理想を描いてくれたと思います。

また、劇中に登場する小道具の数々がとても良く、特に1940年代ののファッションがどれも素敵で、イギリス人の服装やドイツのパーティードレスなど、どれも見ごたえがありました。

さらに監督インタビューによると、映画「スーパーマンvsパットマン」にも登場した、ワンダーウーマン達の集合写真は、リアリティを出すために当時使用されていた本物のガラス写真機を使って撮影されたそうです!

物語の冒頭で、ウェイン産業(バットマン)からこの写真の原板ガラスが送られてきますが、これも本物なのかと考えるとなんだか感動しました。

ただ個人的にはエッタのキャラクターがとても良かったので、彼女が活躍するELがカットされてしまったのはとても残念でした。

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ちなみに本作品で監督を務めたパティ・ジェンキンス監督は、次回作「ワンダーウーマン1984」でも引き続き監督を務めます。

公開は2020年6月5日(アメリカ現地時間)を予定しており、日本の公開日時はまだ未定ですが、ガル・ガドット演じるワンダーウーマンを再びスクリーンで見られるのが今から楽しみですね!

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