映画「シャザム!」のラストでは、シャザム(ビリー)が義兄弟たちにパワーを分けることで、6人全員がシャザムとして戦えるようになりました。
大人の姿に変身した6人の子供達が揃うシーンは、壮観でとてもカッコよかったですね!
そんなスーパーヒーローの子供と大人を演じた俳優さんたちがどういう人物なのか、皆さん気になりませんか?
この記事では、劇中でヴァスケス家の子供たちと、彼らが変身した大人の姿を演じた俳優さんたちについて解説していきます。
なお、主人公のビリー・バットソンおよびシャザムを演じた、アッシャー・エンジェルとザッカリー・リーバイについては、別記事で書いていますので今回は割愛させていただきます。
また、最後には番外編としてDr.シヴァナの家族を演じた俳優さんたちについても解説します。
シャザム・ファミリーのメンバーを演じた俳優さんたち
フレデリック(フレディ)・フリーマン
ビリーの親友でありヒーローオタク。
お調子者でどこか憎めない性格のフレディは、「シャザム!」と唱えると、長身で青いスーツに身を包んだ青年に変身します。
また、変身後は足の障害も治っており、そのスーパーパワーでいじめっ子たちのピンチも助けるなど、大活躍します。
子供:ジャック・ダイラン・グレイザー(Jack Dylan Grazer)
ビリーの親友フレディを演じたのは、新進気鋭の子役、ジャック・グレイザーです。
彼は近年日本でも話題となったスティーブン・キングの名作、映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」で喘息持ちの少年エディ・カスプブラクを演じたことで有名になりました。
この映画で彼はMTV(アメリカの有料チャンネル)の映画&テレビ賞を受賞しています。
ちなみにジャックは、映画「バックドラフト」や「ダ・ヴィンチ・コード」などを手がけた有名プロデューサー兼脚本家の、ブライアン・グレイザーの甥っ子だそうです。
大人:アダム・ブロディ(Adam Brody)
フレディの青いシャザムを演じたのは、俳優のアダム・ブロディです。
彼は俳優だけでなく、作家、ミュージシャン、プロデューサーなど多方面で活躍しており、日本でも2006年から放送されたドラマ「The O.C.」に出演していました。
ちなみに、「The O.C.」で彼が演じたセス・コーエンは、主人公ライアンが引き取られた家の一人息子で、おしゃべりでコミックが好きなオタクという設定。
ん?どこかで聞いたような・・・?(笑)
ダーラ・デュドリー
ヴァスケス家の可愛い末っ子。
ひたすら明るく家族のムードメーカーなダーラは、「シャザム!」と唱えると、紫色のスーツを着たセクシーな女性に変身します。
ただ、見た目は大人っぽくなっても、サンタに自分を良い子アピールするなど、その可愛らしいギャップが魅力です。
子供:ファイス・C・ハーマン(Faithe C. Herman)
ダーラを演じたファイスは、カリフォルニア州サンディエゴ出身。
5人兄弟の末っ子で、4歳の時に芸能界に入りました。
ダーラもビリーが来るまではヴァスケス家で5人兄弟の末っ子だったわけですから、まさにピッタリな役柄ですね!
大人:ミーガン・グッド(Meagan Good)
ダーラの紫のシャザムを演じたのは、女優のミーガン・グッドです。
10歳の頃から子役として活躍してきたミーガンは、その長いキャリアでこれまでになんと映画42本、ドラマ32本に出演しています。
また、自他共に認める熱心なクリスチャンとしても知られており、夫はキリスト教伝道師でありプロデューサーのデヴォン・フランクリンです。
(アメリカでは、クリスチャン・ドラマというジャンルが確立されており、デヴォンはその中でいくつか有名なドラマを手がけています。)
メアリー・ブロムフィールド
ヴァスケス家の長女で、みんなの頼れるお姉さん。
しっかり者のメアリーですが、念願の大学に受かったとたん、家を離れるのが嫌で泣いてしまうなど寂しがり屋な一面も。
兄弟の中では一番大人っぽいメアリーは、「シャザム!」と唱えると、赤いスカートを履いたより大人っぽい女性に変身します。
子供:グレイス・キャロライン・フルトン(Grace Caroline Fulton)
メアリーを演じたグレイスは、アメリカの女優兼ダンサーで、彼女の兄ソレン・フルトンと、叔母ジョアン・シャウリーも同じく俳優です。
また、バレエが得意であり、プロのバレリーナになるためにロンドンに留学していた事もあるそうです。
大人:ミシェル・ボス(Michelle Borth)
メアリーの赤いシャザムを演じたのは、ミシェル・ボスです・
ミシェルは、ニューヨーク生まれのニューヨークっ子で、下に二人の弟がいるお姉さんです。
元は体操選手を目指していましたが、麻薬関係のトラブルに巻き込まれキャリアを断念したそう。
アクションから恋愛ものまで幅広く出演しており、アメリカの芸能界ではカリスマ的な人気を誇っています。
ユージーン・チョイ
秀才でコンピューターに強く、ビリーの両親の情報もハッキングで簡単に手に入れてしまうユージーン。
家族のなかでは唯一のアジア系で、小柄な体格のユージーンですが、「シャザム!」と唱えると、グレーのスーツを着たたくましい青年に変身します。
子供:イアン・チェン(Ian Chen)
ユージーンを演じたイアン・チェンは、テレビドラマ「フアン家のアメリカ開拓記(原題:Fresh Off the Boat)」でフアン家の末っ子を演じた子役です。
このドラマでイアンは、学年をスキップするほど頭が良く、アジア系が少ない学校で必死に周りに溶け込もうとする優等生エヴァンを演じています。
イアンはこの役で、若手俳優に贈られる賞を二度も受賞しています!
ちなみにプライベートではゲーム「マインクラフト」のファンで、ギターを演奏するのが趣味だとか。
ゲーマーで頭の良いユージーンと似ていますね(笑)
大人:ロス・バトラー(Ross Butler)
ユージーンのグレーのシャザムを演じたのは、シンガポール人俳優のロス・バトラーです。
ロスは、Netflixドラマ「13の理由(原題:13 Reasons Why)」や、「リバーデイル(原題:Riverdale)」などの若者を中心とした作品に出演し、アジア系若手俳優として注目を受けています。
ちなみに身長は189cmあり、ザッカリー・リーヴァイの191cmに次いで高身長です!
ペドロ・ピーニャ
肥満体で無口な性格のペドロ。
学校の成績は良くありませんが、兄弟思いの優しい心を持っています。
そんなペドロが「シャザム!」と唱えると、 緑のスーツを着た引き締まった体格に、ヒゲを生やしたセクシーな青年に変身します。
子供:ジョヴァン・アーモンド(Jovan Armand)
ジョバンは、これまで主に短編映画に多く出演してきた10代の俳優です。
サルバドール系とメキシコ系のルーツを持つジョヴァンは、その個性的なルックスと演技で数々の作品で評価を受けています。
特に主役ゲイブを演じた「Drowning」では、最優秀短編映画賞のImagen Awardを受賞しています。
さらに近年はラッパーとしての才能も開花させ、プライベートイベントに参加して曲を披露しています。
大人:D.J.コトローナ(D. J. Cotrona)
ペドロの緑のシャザムを演じたのは、映画「G.I.ジョー バック2リベンジ(原題:G.I. Joe: Retaliation)」でメインメンバーを演じたD.J.コトローナです。
コトローナは最初弁護士を目指していたそうですが、インターンで自分には向いていない事に気づき、俳優に転向します。
代表作は、2014年から2016年に放送されたテレビドラマ「From Dusk till Dawn: The Series」です。
余談ですが、コトローナは2005年に公開されたホラー映画「Venom」で、大人版ダーラを演じたミーガン・グッドと共演しています。
さらに、2007年に予定されていた映画「Justice League:Mortal」ではスーパーマンを演じると発表されていましたが、この映画は諸般の事情でお蔵入りになってしまいました。(残念!)
また彼は一度、大人版フレディの出演したドラマ「The O.C.」の主人公ライアンにキャスティングされていましたが、結局成約しませんでした。
もし実現していたら、ヴァスケス家の兄弟が別ドラマでも義兄弟になっていたかもしれませんね。
番外編:シヴァナ・ファミリーのメンバーを演じた俳優さんたち
劇中でDr.シヴァナの父親を演じていたジョン・ソースビー・グローヴァーJr.(John Soursby Glover Jr.)は、アメリカのベテラン俳優です。
なんとこの方は、スーパーマンの若かりし頃を描いたTVドラマ「ヤング・スーパーマン(原題:Smallville)」で、レックス・ルーサーの父親ライオネル・ルーサーを演じていました。
「悪役の父」に、なにか余程縁があるのでしょうか(笑)
さらに、1997年に公開された「バットマン&ロビン」でもDr.ジェイソン・ウッドルーとして出演されている他、アニメシリーズでもバットマンの宿敵の一人リドラー役で声優出演されています。
次に、Dr.シヴァナの意地悪な兄を演じていたのは、大人時代がウェイン・ワード(Wayne Ward)、子供時代はランドン・ドーク(Landon Doak)で、Dr.シヴァナの子供時代を演じたのは、イーサン・プギオット(Ethan Pugiotto)という子役です。
この3人に関してはあまり情報が出てこなかったので、まだまだこれからの俳優さんたちなのかもしれません・・・。
また、結局物語には登場しませんでしたが、ナタリア・サフラン(Natalia Safran)がDr.シヴァナの母親役としてキャスティングされていました。
このナタリア・サフランさんは、映画「アクアマン」でも、魚人族の女王役で出演していらっしゃいます。
シャザム・ファミリーの今後の活躍
「シャザム!」シリーズは、主人公のシャザムだけでなく、彼の仲間であるシャザム・ファミリーも多方面で活躍する物語です。
映画の成功を受けて、既に続編映画「シャザム!2」の制作が予定されており、ワーナーが前作と同じ脚本家との契約を完了したとも報じられています。
これが実現すれば、シャザムおよびシャザム・ファミリーが次回作でも大活躍すること間違いなしです!
そうなれば、再び上で紹介した俳優さんたち演じるシャザム・ファミリーをスクリーンで見られる日が来るかもしれません。
また、エンディングでMr.マインドと意味深なやり取りをしていた、Dr.シヴァナの復活も気になります。
現在制作が予定されている「ブラック・アダム」が、正式に敵役として登場する可能性もありますので、ますます新作情報から目が離せませんね!
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