映画「グリーンランタン」解説、2020年のコープスに備えよう!

この記事は情報が古いため、内容が事実と異なります。
DCEUの新作映画「グリーンランタン:コープス」は、2020年7月24日公開を予定していましたが、制作の遅れにより公開延期となっています。

2011年に公開された映画「グリーンランタン」。

一連のDCEU作品ではありませんが、DCコミックスの古典ヒーローの一人であるグリーンランタンとしては、記念すべき初の実写映画化作品です。

しかも、主演のハル・ジョーダンを演じたのは、映画「デッドプール」シリーズのデッドプールや、映画「名探偵ピカチュウ」でピカチュウを演じた人気俳優ライアン・レイノルズ!

2020年には、正式にDCEU作品となる新作映画「グリーンランタン:コープス(原題:Green Lantern Corps)」も公開される事が発表されており、今もっとも見逃せないヒーローの一人です!

この記事では、そんなグリーンランタンの基本設定を知るのに最適な映画「グリーンランタン」について解説していきます。

映画「グリーンランタン」あらすじ&登場人物

映画のあらすじ

宇宙のかなたで、はるか昔に封印された恐怖の化身パララックスが復活します。この事態を受けて宇宙平和維持軍『グリーンランタン・コア』および彼らを統括する「ガーディアンズ」は対策を講じますが、打倒パララックスに向け派遣されたメンバー達は次々に倒されていきます。一方、地球ではフェリス航空のテストパイロットであるハル・ジョーダンが独断先行により解雇されますが、緑のパワーリングは彼をグリーンランタンの戦士アビン・サーの後継者に選びます。その頃、アビン・サーの遺体を入手した政府は宇宙生物学の研究者であるヘクター・ハモンド博士に分析を依頼し、その際ハモンドはパララックスの遺伝子に感染してしまい異様な力を手に入れます。パララックス本体の襲撃が地球に迫るなか、グリーンランタン・コアが地球を見捨てようとする一方で、ハルは単身パララックスと戦う事を決意します。

映画の登場人物

グリーンランタン(ハル・ジョーダン)

コーストシティに住む、フェリス航空のテストパイロットです。明るい性格で才能と行動力があり女性にもモテますが、子供の頃に同じくパイロットだった父親がテスト飛行により目の前で死亡した事で、潜在的な恐怖心を抱いています。地球で死亡したアビン・サーの後継者に選ばれグリーンランタンになりますが、「期待に応える」重圧から逃げる癖があり、グリーンランタンも辞退しようとします。地球の危機的状況と、幼馴染のキャロルを救うためグリーンランタンとして闘います。

キャロル・フェリス

フェリス航空の一人娘であり、次期後継者です。ハルとは幼馴染であり、かつては恋人でもありました。美人で才能があり、副社長としてだけでなくテストパイロットとしても活躍しています。グリーンランタンの正体がハルであるとすぐに見抜き、またしても自分に与えられた使命から逃げようとするハルを叱咤します。

余談ですが、キャロルを演じたブレイク・ライブリーは2012年にハル役のライアン・レイノルズと結婚しており、現在2人の子供がいます。

ヘクター・ハモンド

ハルとキャロルの幼馴染であり、宇宙生物学の研究者です。子供のころからキャロルに想いを寄せており、行動的なハルに常に劣等感を抱いていました。政府からの依頼でアビン・サーの遺体を検死した際、遺体に付着していたパララックスの遺伝子に感染し、それにより超能力を得てからは徐々に理性が壊れ始めます。

シネストロ

グリーンランタン・コアのメンバーであり、歴戦の戦士です。ハルのメンター(指導者)として登場し、ハルにグリーンランタンとしての心得を説きます。亡くなったアビン・サーとは師弟関係にあり、最初はハルの後継者としての資質に疑問を覚えますが、最終的には彼を認めます。

物語のラストでは、彼が恐怖のイエローリングを手にする様子が描かれます。

なお、シネストロを演じたのは映画「シャザム!」で悪役Dr.シヴァナを演じたマーク・ストロングです。

アマンダ・ウォラー

DCコミックスではお馴染みの「政府の代理人」です。発見されたアビン・サーの遺体を検死するようヘクター博士に依頼します。パララックスに取り込まれたヘクター博士に殺されかけますが、すんでの所でハルに救出されます。劇中では彼女の過酷な人生が一瞬ですが垣間見えます。

ちなみに、映画「スーサイド・スクワッド」にも同名のキャラクターが登場します。

ロバート・ハモンド

アメリカ上院議員の一人で、ヘクター博士の父親です。出来が悪く要領も良くない息子を一族の恥と軽蔑していますが、息子のキャリアに泊を付けようと政府の仕事(アビン・サーの遺体検死)を裏で手回しします。結果、パララックスにより変異したヘクター博士に殺害されてしまいます。 

アビン・サー

かつてパララックスを倒し封印した伝説の戦士です。復活したパララックスにより重症を負わされ地球で絶命します。その際、新たなる後継者をリングが選出し、連れてこられたハルに後を託します。

ちなみにアビン・サーを演じたテムエラ・モリソンは、映画「アクアマン」で主人公アクアマン(アーサー・カリー)の父親であるトム・カリーを演じています。

トマー・レ

ハルの教育係となった魚型の宇宙人です。史上初めて地球人のハルがグリーンランタンに選ばれた事に驚いています。物語のラストでは、ハルのピンチに駆けつけます。

キロウィグ

ハルに戦闘技術を教える岩のような体をした宇宙人です。初めて見た地球人のハルに「変わった臭いがする」と言います。物語のラストでは、ハルのピンチに駆けつけます。

トーマス・カルマック

フェリス航空に務めるエンジニアです。ハルとは親友であり、リングによりコーストシティから連れ去られたハルを迎えに行き、ハルがグリーンランタンに選ばれた事を知ります。ヒーローになったハルを見て歓声を上げ、「ヒーローには恋人がつきもの」とアドバイスし、キャロルとやり直すきっかけを作ります。

ちなみにこのトーマスはコミックスにも初期作品から登場しており、実質グリーンランタンのサイドキックと見なされています。あくまでもサポートであり直接戦う事はありませんが、物語全体を通して非常に重要な役割を持つキャラクターです。

映画「グリーンランタン」の個人的感想

今でこそ映画「デッドプール」などで不動の地位を築いているライアン・レイノルズですが、この映画「グリーンランタン」は興行的にはあまり成功しなかったようです。

(このことは、ライアン・レイノルズ本人も時折自虐ネタとして発言しています)

当初DCとWBはこの映画を三部作にしDCEUの一作目に据える予定でしたが、思ったより売上が伸びなかったため続編制作を中止しています。

とはいえ、個人的にはある意味原作に忠実というか、初めてグリーンランタン作品に触れる人にも基本設定を易しく解説してくれているため、「入りやすい」映画だと思いました。

そもそも、特に日本人にとっては「グリーンランタン」ってマイナーですよね?

「アクアマン」や「シャザム」もそうですが、「スーパーマン」や「バットマン」と違い、あまり馴染みのないヒーローですし・・・。

ちなみに映画「シャザム!」もそうでしたが、グリーンランタンになったハル・ジョーダンも、本人の意図とは無関係に偶発的にヒーローになったケースです。

勿論、シャザムに選ばれたビリー・バットソンと同じく、ハル自身がグリーンランタンとなるに相応しい資質を持っていたために、なるべくして選ばれた訳ですが、その力を正しいことに使う決断をするのはあくまでも本人次第。

ただシャザムと違うのは、グリーンランタンは「コア」という宇宙規模の組織体制の元で活動していることです。

また、中身がまだ子供のシャザムと違い、グリーンランタンはもういい大人ですから、力を持つことで生じる悩みのレベルも違います。

とはいえ、突如未知のパワーを手に入れ宇宙スケールの戦いに巻き込まれたハルが、驚きつつも状況に順応していく様子は、彼自身の明るいキャラクターも相まって楽に鑑賞できました。

(割と早い段階で親友や恋人に正体を打ち明けている所も、人付き合いの上手いハルらしいイメージです)

宇宙セクターの設定やガーディアンズの存在など、本来ならもっともっと説明に時間をかけるべき壮大なバックストーリーが存在しますが、うまく要点のみ掴むにはとてもシンプルに纏まっていると思います。

ただ個人的に残念だったのは、やはりシリーズが一作品で終わってしまった事ですね。

この宇宙には「勇気のグリーン」以外にも、「恐怖のイエロー」や「憤怒のレッド」などのパワーリングも存在しています。

映画のラストではシネストロが恐怖のイエローリングを手にするシーンが描かれていましたが、本来なら起こるはずの、グリーン(勇気)対イエロー(恐怖)の戦いが見られないのは非常に残念でした。

またこれはネタバレになってしまいますが、ヒロインのキャロルも実は単にハルの恋人としてではなく、原作では「慈愛の紫」のリングを操るスターサファイアとして登場します。

(もともとは悪役扱いでしたが、近年はヒーロー属性が強くなっています)

そのあたりも出来れば映画の中で見られると良かったのですが、流石にそれは高望みし過ぎでしょうか・・・。

ちなみに、現在最もグリーンランタンとして認知されているのは、8代目となるジェシカ・クルスです。

彼女は、テレビアニメ作品「DCスーパーヒーローガールズ」でもグリーンランタンとして登場しており、2代目ハル・ジョーダンと共演などもしています。

なお、前述のスターサファイアことキャロル・フェリスは、原点回帰したのか悪役(ヴィラン)として登場します。

映画「グリーンランタン:コープス」主人公ジョン・スチュアート

DCEU10作品目となる新作映画「グリーンランタン:コープス(原題:Green Lantern Corps)」は、2020年7月24日(アメリカ現地時間)に公開予定です。

この映画の主人公は、前述のハル・ジョーダンと 、彼の後継者である3代目ジョン・スチュアートになることが公式に発表されています。

歴代グリーンランタンの中でも特に人気のある2代目&3代目の「相棒」ものとなる新作映画では、このジョン・スチュアートの存在もハル・ジョーダンと同じくらい重要です。

では、このジョン・スチュアートとは一体どのような人物なのでしょうか?

ここでは要点のみをご紹介したいと思います。

ジョン・スチュアート

3代目グリーンランタンであるジョンは、1972年にハルの後継者として登場しました。

もともと後継者にはガイ・ガードナーという人物が選出されていましたが、このガイが重症を負った事により、ガーディアンズはジョンをハルのバックアップに据えます。

当初はその攻撃的な性格からハル・ジョーダンに危険視されましたが、任務を通して徐々に信頼関係が築かれていきます。

また、DCコミックスに初めて登場したアフリカ系アメリカ人のヒーローとしても知られており、特に初期作品では人種差別により不当な扱いを受ける描写も見られました。

軍隊に所属した経験があり、また建築家としても有能なジョンは、その想像力と戦術でリングの力を使いこなし、ほとんど無敵と言って良いほどの戦闘力を持っています。

(特に彼が意思の力で作り出す構造物は、見た目だけでなく内部からの構造がしっかりとしており、細かい部分まで再現されています)

グリーンランタン単独作品だけでなく、派生作品やゲームにも多く登場しており、DCユニバースではハル・ジョーダンと同じくらい人気のキャラクターです。

ちなみに最新のリバース作品では、グリーンランタンとシネストロ・コープスの混成部隊のリーダーに収まっています。